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web小説「異世界落語」が面白い

「最近落語にご執心なようで」と話を振られることが多くなりました.
たしかに落語ネタをつぶやくことが多くなってますが,落語は私の趣味の中では一番古いのですよ?でもまぁ冬アニメの「昭和元禄落語心中」のアニメ化を契機にようやく落語ネタを出せる雰囲気になってきてありがたく嬉しく思う今日この頃.落語心中も私の予想をはるかに上回る出来で完走し,既に決まっていたかのように第二期制作発表で,まだまだ楽しみが続くようで嬉しい限りです.

でも今日は落語心中の話題ではありません.「異世界落語」の紹介です.
「異世界落語」というのは「小説家になろう」という小説投稿サイトに投稿されているネット小説で,これが面白いんですよ.

小説家になろう「異世界落語」ページへ

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魔法科高校の劣等生 電撃文庫で書籍化!

この頃すっかりこういう時事ネタ(?)取り上げられてないですが,たまには上げないとね.

昨年末あたりからtwitterではちょくちょく呟いていましたが,”小説家になろう“という小説投稿サイトの人気連載作品「魔法科高校の劣等生」がやたら面白くて私の最近のお気に入り小説になっていました.周囲でもじわじわと読む人が増えていたみたいでついに電撃文庫にて書籍化が決定しました.

魔法科高校の劣等生」(著:佐島勤)は日本の近未来を舞台とした魔法モノのSF小説.
魔法モノなのにファンタジーでなくSFなのが特徴かなと思うのですが,魔法が科学技術に組み込まれていて,その理論やシステムの説明がかなり深くまで練り込まれています.それこそ物語に直接関係のない部分まで説明がされているので,話の流れやテンポを考えると苦手な人が出てくる程なのですが,やたら深くまで練り込まれた世界観は一読に値すると思います.
そしてこの話の中心となって回っていくのは達也と深雪という一組の兄妹なのですが,この兄妹が一癖も二癖もあるんです.
主人公と言うべき達也こそ主題の”劣等生”な訳ですが,ただの劣等生に留まりません.ぶっちゃけチート級ですw.
でもって深雪さんですよ深雪さん.この妹がもう素晴らしすぎる.重度のブラコン(ココ重要)なんです.ぶっちゃけチート級なんです!
深雪が注ぐ一途な兄への想いと達也が向ける妹への想いと……と書いてるそばから悶えて文章にならないですが,これでまた妹の一時代築けるんじゃないかと思えるくらい素晴らしいものがあります.
また他のキャラも味のある魅力的なキャラばかりで,また話の展開も上手く他キャラを引き立てられていると思います.

現在web上で6章まで読むことが出来るのですが,先日6章が完結するとほぼ同時に電撃文庫での書籍化が作者の手で発表されました.webのものを全面改稿し,シーンを削り・加えての出版になると言うことなのでweb版からだいぶ印象の変わったものになると思いますが,こうして日の目を見るのは嬉しい限りです.
また,電撃文庫に入るということでイラスト:石田可奈という情報が入っています.この方アニメの作画監督ということで,先の展開もばっちりじゃないでしょうかw(気が早いですかそうですか
や,編集担当が三木さんならそれくらい目論んでると思いますがね.
とかく電撃文庫版は7月から順次刊行だそうです.

先も言いましたが,これ現状で6章まであります.めちゃめちゃ長いです.私は年末に読み始めて研究合間に丸一ヶ月くらいかけて読んだ記憶があります.それでも研究疎かにしつつずっと読み続けていたのはひとえにこれが面白かったから.正直なところ7章まで時間が空くのは残念で仕方ありません.
なんてったって著者の佐島先生曰く7章は”77(ダブルセブン)編(仮称)”だそうですからね!セブンズじゃないですよ”ダブル”セブンなんですよ!興奮が止まらんですよ!(ハァハァ

閑話休題

魔法科高校の劣等生」をまだ知らないという方が大半だと思います.
クセのある小説だと思いますが,とっかかりだけでも読んでみるのはいかがでしょうか.
ゴテゴテの設定描写は苦手なら読み飛ばしても大丈夫です!(
みんなで深雪さん愛でましょうぜ!

もちろん電撃文庫版から入ってもOKのはず.
現状の文字数でざっと考えて十数巻はストックがある計算になるので,当分は展開が続くと思います.
既読者としては7章開始を待ち焦がれますが,なあに十二国記の新刊待ち続けている私に怖いものはない!