2日目は鳥取へ.
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アルバム 150807-0813_中国地方 |
夜の内に鳥取砂丘手前の岩美まで進んで道の駅で作戦を練る.日の出は望めないが朝は浦富海岸がよかろうと日の出前にスタート.


雲があるのはいつものことですが,薄もやの静かな夜明けで気分は良かったですね.

明るくなったら羽尾鼻へ.竜神洞という海門があるらしいと行ってみたが凄いところでした.自然探勝道という遊歩道があるからと安心していったら岬から延々と下る下る.早朝で蜘蛛の巣だらけだし海岸はフナムシだらけだしと大概でしたね.

でもそれだけの価値はあるのかな.洞窟のすぐそばまで続いていて迫力は満点でした.近すぎて全景がとれないくらい.誰も居ないのを良いことにのんびり朝の新鮮な空気を楽しませて貰いました.

竜神洞から岬への道を見上げる.この上まで戻るのがしんどかった.

あとは車で鳥取砂丘までの浦富海岸沿岸の道路を気分よく走るだけ.

鳥取砂丘です.サンダルで来てしまってアレだったので砂上は歩かず次へ.何しに来たんだか.

ちょっと時間が早かったので鳥取市街を突っ切って白兎海岸へ.因幡の白ウサギの地ですね.

白兎神社の参道脇にがまの穂と身体を洗った池.

社殿.

良い時間になったので鳥取市街地へ.

向かうのは鳥取城.因州鳥取藩の池田氏の拠点ですね.ここも昨日の出石と同じで山城の裾に山下ノ丸と呼ばれる石垣城が広がっています.また,鳥取城といえば秀吉の鳥取城兵糧攻めも有名でしょう.

正面は発掘と復元工事中.ひとまず山手へ,中仕切り門をくぐって石垣城域へ.

登り石垣もしっかりとしたものが残っていました.

二の丸まで登ると結構な高さが在ります.

発掘か補修か分かりませんが,石垣が入り組んでいて見物でしたね.


天球丸の丸い石垣.石垣が崩れそうになったところへ盛り土をして補強した結果だそうな.面白いですね.

降りてきて仁風閣へ.旧池田藩主が明治時代に皇太子殿下山陰行幸に際して宿泊所として立てた建物だとか.

立派な建物ですし中の展示も丁寧で良かったですね.
となりに博物館はあったんですが,歴史関係の資料展示がなさそうだったので歴史博物館の方へ行きましたが,これは展示資料が乏しかったので残念.

続いて鳥取藩主池田家墓所へ.山間のひっそりした場所でしたが,趣があり威厳のある場所でした.

続いて因幡国国府跡.田んぼのど真ん中にぽつりと.日射しが灼熱じみてきたのでさっさと退散.
鳥取市街を離れ山中へと道をとり,三徳山へ.国宝の投入堂をみに来ました.遙拝所というところから望めるのですが,

あれらしい.

アップ.二人一組になれば近くまで登れると聞いていて,一人旅でそんなわけにも行かず様子見がてらあわよくばなんて考えていましたが,こらあかんと登るのは止めました.
続いて岡山へ入ります.津山へ.津山の街中へ入ってくると見えてくるのが津山城.石垣だけですが,立派にそびえていて迫力があります.


正面に車を止めて城跡へ.津山城は低い山を丸ごと城郭にした平山城でかなりの規模を誇る大城郭.往年は天守に多くの櫓を持つ見事な容貌だったと言います.が維新期に全て取り壊されてしまい,その後は桜の名所となりました.

ゲートの前をくぐって三の丸,鶴山館と呼ばれる藩校の建物が移築されています.

二の丸へ.それぞれの広さはこんなものかなって感じなんですが,石垣の規模が大きいので凄く入り込んでいる印象を受けます.

一段上がってこの高さ.石垣に次ぐ石垣でぐんぐん上がっていくんですから息が切れること.しかもお昼過ぎの炎天下なものだからたまったものじゃ無い.

二の丸から本丸へ向かうには高い石垣の下を通らなければならない仕様.

本丸.広い敷地の向こうに天守の石垣が残ります.手前の花壇はおそらく本丸御殿の後を示しているはず.本丸に登った時点で息が上がってしまってしばらく藤棚の下でへばってました.

本丸にある備中櫓は城内唯一の復元建築物.中も見学出来ます.

本命の天守石垣群.入口からしてわくわくします.

石垣を抜けると視界が開けて津山の街が一望.天守のまわりを櫓が取り囲んでいたので天守の前がそのまま跡地として残っているんですね.

回り込んで天守へ.

これは来て良かったと思える場所です.本当に津山の街が360度見渡せます.

本丸から搦手側へ狭い石段を降りながら見て回る.

裏には堀の跡も少しですが残されています.
城跡を降りて郷土博物館へ.客は私ひとりで貸し切り状態.展示資料が豊富でなかなかしっかり観ることが出来ました.


博物館を出た頃には夕方になりかけていたので近くの衆楽園へよってこの日は終了.

三朝温泉まで戻って熱いラドン泉に浸かり,西を目指しました.