続いて山梨をふらふら.
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アルバム 150522-0523_長野・山梨 |

夜中に南下して高遠へと移動.そこで仮眠をして日の出は高遠城址の駐車場で,広い広い駐車場でしたがもちろん他に車などなく.これが桜の時期になったら満車になるんでしょうね.

高遠は東の山側にあるので直接日の出はみられず,でも中央アルプスが赤く染まってました.朝方のこと,この時期にしては少し厚めの上着も持ってきていたんですが,それでも寒くて震えながらの散策開始.

駐車場から上の段の二の丸へ移動.右に左にたっぷりと桜の木.さすがに桜で有名になっているだけあって公園としても良く整備されています.

桜雲橋をわたって本丸へ.本丸から西側はだいぶ低くなっていて河岸段丘の縁に作られた城だと言うことがよく分かります.もっとも季節柄木々に覆われて景色はほとんど見えなかったんですが.

太鼓櫓.

堀は空堀でかなり深い.

白兎橋を渡って堀底へ降りてみる.

ぐるっと回って二の丸へと戻り高遠閣.思ってたほどの規模でない,というより公園整備されすぎている感じでちとあっけなかったように思いました.

二の丸をでて藩校跡の進徳館.もちろん開館前.高遠楼門をみてから次の目的地へと移動.長野県から山梨県へと入ります.

続いて向かったのは新府城です.道の反対側にある駐車場へ停めて乾門側へ.出構えがはっきりと見て取れます.

堀も水堀がしっかりと.これは整備されたっぽいんですが,だいぶ前の整備なのかいい感じに荒れてますね.

西出構えからなかへ入ってみるとさらに荒れてる.

井戸遺構はなんとなくそうなんだろうなという感じ.


一度乾門側の土塁まで見にいってそれから本丸へと登り直す.木々の間からさらに西側をみると深い深い断崖になっていて90mもの断崖だそうな.攻め寄せにくく矢も届かない高さ.その上にあるこの城が丘というより小山という感じですから攻めにくいでしょうね.

起伏は大きくないので削平地はかなりの広さ.二の丸はだいぶ広くなって規模が推せるように.本丸へショートカットしようとしたらスズメバチが出てきたので冷や汗.放置気味の場所だと地中の巣が怖いんですよね.

ぐるっと回り込んで本丸.

本丸には神社がありまして下の道から急な階段で一直線.


奥の本丸から手前の馬出部分へと通路が長くなっていてしとみの構えというらしい.新府城の特有の防備機構で本丸のなかを見せない仕切りになっているのと長い横矢がかりのような特徴を持っています.

二の丸から三の丸へと正面の通路を使って下っていく.神社のためか車道を通しているので土塁がぶち抜かれていたり.

途中から三日月堀の方へと道それて入っていく.

遠くに富士山.運良く雲がかかっていない.

斜面を滑り降りるように歩いてたら場所が分からなくなってしまったので突き抜けて強引に車道へ戻る.

下の道まで降りてきて神社の正面.ここから登れば本丸まで一直線.

新府城をみてから甲府は何度目かの躑躅ヶ崎館跡へ.土日は人居るだろうからと様子見に来たら全然人が居ない.


今回は裏手へとまわって虎口.

そこから敷地を外へ回って一周.裏は山まで緩やかな登りになっていて奥に要害山.

馬出までみてから車で要害山へ.

積翠寺温泉の脇へ車を停めて登山道.登山と行っても大したことはなくてものの1kmほどじゃないかな.

くねくねと曲がって登った先に大きく道を塞ぐ土塁(っぽいもの).

脇に削平地を見ながら土塁を抜けていく.

武田のお不動さん.

所々に小さな標識があって割と初心者向け.

登るにつれていろんなところを削った跡が目立ってきて山にしては割と広い.

山頂の主郭部分.だいぶ削ったんだろうなと思える広さがあって脇にしっかり土塁跡が残っています.

ここから山の間に顔を出した富士山が見えます.

武田信玄公誕生の碑.
近くにある熊城にも行ってみたいと思ったけど,山を降りて別の山へ登り直さないと行けなさそうだったので断念.下山して次の場所へ.
車で今度は昇仙峡へ.ごつごつとした岩肌のなかを走って行って無料駐車場から渓谷へ降りてそこそこ歩きます.

高さもそうだけど岩が割と迫ってくるので迫力は十分.



奥の仙娥滝までいってから引き返す.
続いて身延山の久遠寺へ.途中で鰍沢を見つけたので入ってみたけどよくよく考えたら落語に出てくる地名なだけで何を見て良いやら分からないのでそのまま車を降りず.身延山を登ると数時間コースなのでロープウェイでショートカット.



展望台から富士山と富士川をみて奥の院へ.

日蓮聖人お手植えの杉.巨木と言うにふさわしい大木です.

反対側にも展望台が開けていて南アルプスを望めます.


再びロープウェイで下山して五重塔と本堂.

身延山から山を越えて富士五湖エリアへ.本栖湖.

続いて青木ヶ原樹海の富岳風穴へ.駐車場から一歩入ると溶岩の跡とそこに生い茂る木々がずっと続いている.原生林とは聞いてはいましたがここまで岩石が剥き出しだとは思っていませんでしたね.調べてみたらたかだ1200年ほど前の貞観年間に起こった噴火の跡だとか.

風穴の入口に向かって石段の降りるごとに気温が下がっていく.

狭い溶岩洞で氷がいたる所に.もっとも観光用に運び入れてる感じでしたが.

氷室として使っていた時代の展示.

続いて鳴沢氷穴.原生林の溶岩の下にぽっかり.


こっちは起伏が激しくて濡れた石段を上がったり降りたり.

日が傾いた頃に忍野八海.

富士山麓の湧水群ですが,まぁ中国人客の多いこと多いこと.水見に来てるのやら人見に来てるのやら.湧水って人気あるんですね.

水はもちろん綺麗なもので景観も良い感じではあったけど押し寄せる観光客に対応し切れてない感じでしたか.全部めぐりはしたけど人の多さに閉口してさっさと引き上げてしまいました.

最終地点.前々から目をつけていて下見に来たかった場所ではありましたがようやく.夕日の絶景スポットです.辺りが開けていて富士山と湖が一望出来ます.良い場所ですね.もう少し下ったところは三脚だらけで車停めるどころの騒ぎでは無かったんですが,下見は出来たので天気の良さそうな日を狙って撮りに来たいですね.
でもこの日は夕日が無理そうなのでこれで全行程終了.下道を八王子へ抜けて夜に帰宅.

全行程705km.燃料は35~6くらいだったかな.行った城は7城(含再訪1城).写真761枚,約7.82GB,誤ってGPS記録を消してしまったのが残念.