150506 紀伊半島旅行 4日目 熊野編

最終日は海から山へ入ってまた海へ.

アルバム 150502-0506_紀伊半島







早朝に潮岬へ.


橋杭岩.潮岬の根元にある岩柱群ですね.一列に並んでいます.雲がうっすらとかかっているので日の出は厳しそう.


続いてトルコ軍艦遭難記念碑.


樫野崎灯台へ来たところでちょうど雲の上にご来光.


さらに少し車で入って海金剛.ごつごつした大岩が剥き出しになっているんですが遠いせいか穏やかな印象を受けましたね.


最奥にある潮岬灯台.まだ朝6時過ぎなので開いていません.


奥の海岸まで降りてぶらぶら.最終日とはいえGWなのに人が少なすぎるような気もしましたが,静かに散策出来ました.



続いて熊野は那智の大滝へと.


見上げる立派な滝,水音と抜ける風が何とも清々しくて圧倒されます.それに水がすーっと落ちていくのは見ていて飽きないですね.




そこから歩いて熊野那智大社へ.


すぐとなりの青岸渡寺へ.神社とお寺が隣り合わせになっているというのがなんとも日本らしいといいますか.高野山もそうでしたが神仏習合の様ですかな.ちなみに西国三十三ヵ所の一番札所.いずれはこれも巡ってみたいですな.


青岸渡寺からも那智の滝がよく見えます.


ぐるっと下っていって五重塔を脇にして熊野古道の端を少し歩く.駐車料金代わりに食堂で遅めの朝飯を食べてから新宮市へ.




熊野速玉社です.駐車場が奥の方へ回り込んでいて分かりにくく戸惑ったけどなんとか停められてのお参り.




ちょいと気になって寄った浮島の森.


住宅街のど真ん中に湿地帯が残っていて保存されているんですが,中に入った途端鬱蒼とした森の中という感じでどこやねんここ状態.



続いて神倉神社.熊野信仰の元となった場所だとか.細い住宅街路を入っていった先にあって見つけるのに苦労しました.


参道.あれです,久能山と一緒.急な階段.すごい石段上り.


息切らして登って行った先にすごい形で祀ってあります.この辺りが岩山なんでしょうが,ごつごつした岩の中に丸くなった大石というだけで何かありますよね.


振り返ると新宮市を一望.日が高くなり気温が上がってきた頃でしたが風が気持ちよかったです.




そこから山手へと入っていっての熊野本宮大社.


他の二社と違って赤が使われていなくてどっしりとした重みのある社殿.



大鳥居を見てからさらに山の奥へと入っていきます.三県境を抜けて瀞峡へ.


切り立った岩肌とそこを流れる蒼々とした水.


ここは観光船に乗って登ってくるのがメジャーなルートで山を分け入ってここまで車で来る人は少ないみたいですね.だ~れも居ない.民宿の人と観光船客向けのカメラマンくらい.


静かなもので風と木の葉がかすれる音やら水が岩を打つ音,トンビがたまになく声と時期始めの蝉の声.実に静かなものでした.



GW最終日ということもあってさすがにもう帰らないというので北山村の道の駅にある温泉でリフレッシュ.これがいい温泉で日も高かったからか貸し切り状態で旅の締めには最高のひとときでした.




ひとっ風呂浴びたので三重県側に出て高速にでもと山道を東へ車を走らせていたら山の向こうの地形が城っぽいところを見つけまして,あれっと思って寄り道したら国史跡の赤木城.


これが石垣を詰んだしっかりした城でして,復元整備した跡はあるものの良く残っている良い城でした.周囲を山に囲まれての平山城ですが,起伏の激しさを上手く利用しているし,縄張りと石垣の妙がとても綺麗に移っていました.山の中とはいえ時代が織豊時代の城なので真っ当にその時代の城の様をしています.むしろ木材切り出しの要所なので結構重要な土地だったのかも知れません.また下草も綺麗に刈り取られていて丁寧に整備管理されている事が分かるのも良かったですね.あれだけ整備しても日に何人見に来るのか分からない気もするんですが,大事にされている証拠であって,嬉しくなります.




三重への山越えの間にもう一ヵ所.ここへ行こうとして途中迷ったりもしたんですが,丸山千枚田です.


規模がかなり大きい上に高低差があるので上から見ると素晴らしい景観でした.


下から山を見ていてこれはというスポットを見つけたのでさらに寄り道.峠道の崖沿いで木々が切れているところがありまして,そこから千枚田が一望出来るところがありました.横から見る形にはなりますが高いところから千枚田の全貌を一目に収めることが出来ます.




大満足で三重県の熊野市へと出てきて日の入り30分前にあと一ヵ所.薄暗くなりかけてるところへやってきたのが鬼ヶ城.面白い格好した岩でこれを持って鬼というのんかしらんと思っていたら,


内側がごっそりなくて野外劇場の屋根みたいな感じで上へ張り出している不思議な岩だらけ.所々反り返っていてまさに鬼の牙.なるほど.


なんじゃいなこれと唖然としながらみていく.


中が空洞で風化によってこの形が出来たと言うが面白い格好しています.


すごいところに遊歩道を巡らせてあります.転落防止で厳重に柵囲いされているので落ちる心配はないけれども.


完全に鬼.このあたりで光量足らずで写真が限界.

最後まで回って車に戻ってきたのがすっかりくらくなった頃.最後の最後まで満喫した旅でした.翌日朝から出勤なのでいい加減に帰らないと,ということであとは高速道路を突っ走る.




GW最終日の夜ということでそうそう混むこともなく深夜には自宅へと帰って来れて総計で2062.2kmの旅程でした.







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