150504 紀伊半島旅行 2日目 高野山・十津川編

この日は雨模様だったのでお寺めぐりをば.

アルバム 150502-0506_紀伊半島







まず早朝にたどり着いたのがここ.


あらぎ島です.川の浸食でぐるっと囲んだ舌状台地に作られた水田です.これだけのものではありますが高みから見下ろす形になっていてなかなかの光景でした.


前日夕方からの雨が一段落してひんやりとした朝で谷間から雲が上がっている清々しい朝で実に良い朝出となりました.



その後はぐいぐいと山を登っていきます.向かうのは高野山.
朝7時前に入りましたがさすがはGWといいますか,もうあらかたの駐車場が埋まりかけ.私は無事停められたもののあと20分も遅かったら右往左往してたと思う.


まずは壇上伽藍の中門から.高野山はちょうど開山1200年祭の真っ最中で特別開帳をやっているので良い機会とやってきました.この中門も江戸時代になくなって今回の1200年の節目に再建された建物.




中門をくぐった先の伽藍は人も少なく朝も早いので中には入れませんがゆっくりと回れます.



金剛峯寺から大門へ.高野山へは本来は梺の九度山町から山を登ってくるんですが,山から高野山へ入る最初の門がこの大門.


車道を挟んで石道が伸びています.


石道には高野山までの距離を示す石碑が一町ごとに建てられています.大門のところは大塔まで六町(約654m).


大門から再び壇上伽藍,金剛峯寺へ.


金剛峯寺の立派なお庭.ゆっくり見られなかったのが残念な.


金剛峯寺からゆっくり歩きながら奥の院へと.一の橋の向こうにはずらずらっと供養塔が立ち並んでいてひっそりとした空気.歩いて行くごとに空気が張っていくような気がするのは雰囲気なのかなにかあるのか.


奥の院.弘法大師空海をお奉りしている真言宗の中枢の中枢.ここまで来ると人が多すぎて空気も何もあったもんじゃないですがお参り.



駐車場側からバスに乗って女人堂へ.女人禁制の高野山で女性が来れた限界ライン.


続いて徳川家霊台.見たことある光景がここにも.


続いて金剛三昧院の国宝多宝塔.


次に霊宝館で宝物の数々を見学.霊宝館の入口の紅葉が新緑や花の赤と相まってすごく綺麗でした.

最後に金堂で本尊の薬師如来像のご開帳.
高野山満喫してざっと5時間歩き通しました.この時点でかなり足にきてたけど,ここからは車でまた移動.


高野山を下りて向かうのは梺の九度山町.


九度山と言えば真田庵.関ヶ原の戦いに敗れた真田昌幸・幸村親子が蟄居させられていた場所です.どれだけ残っているのか長屋門があって中は神社.
ただ,お祭りの準備か何かで作業中で見るものも見られず.すみっこの資料展示だけ見て,自尊院へ.




慈尊院には高野山の大門で見た町石の梺の始点がここにあります.坂の途中にあるのが百八十町の町石.
上の丹生官省符神社の脇には百七十九町目があって上へと道が続いています.


いずれはこの道上がって高野山へ行くのも有りでしょうね.20kmだからきっと一日がかりですね.


九度山を後にして奈良県は十津川村へと向かいます.


行き先はここ.有名な谷瀬の吊り橋です.全長300m足らず,高さ54mでかなりの規模の吊り橋ですが,しっかりとケーブルが張ってあるのでたぶん規模の割には揺れない方の吊り橋.規模の割には.


といっても揺れるのは揺れるし雨降ったせいで足元濡れてるしでみんな恐る恐るわたってました.私が来た時は夕方でちょうど人数規制の一方通行が解除されたところ.一方通行規制中は向こう側からは有料バスオンリーのようだったのでグッドタイミングでした.


ということでわたる.見た感じと同じでしっかり支えられてるんですが,やっぱり規模が大きいので真ん中はそこそこ揺れる.


特に問題なく渡り終える.ぶっちゃけこのレベルなら高所に耐性があるかどうかでしょうね.もっとすごい吊り橋だったらどうなるかな.


渡り終えた先の案内で展望台があると言うことだったので寄り道.1.6kmあると言うのを歩きとおすと行き着く先がとなりの山の山腹(山頂へ登ってから下る系).


たどり着いた先の光景がこれなので割とありな気はするんですけどね.橋ではしゃぐ子供達の声も良く聞こえててぼーっとするには良い場所だと思います.今度は車でくるけど.

戻ってきたときには人が大分減っていて揺れない揺れない.他人の歩いた揺れは予測できないけど,自分が歩いて揺らす分には体が対応するのでなんともない.

吊り橋が終わればこの日の行程は終了.十津川温泉に行こうかと思ったけどとなりの温泉地温泉へ行ってこの日の行動終了.夜中に本宮経由で和歌山へ戻る.


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