GWがカレンダー通りとれたので和歌山を中心に回ってきました.
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アルバム 150502-0506_紀伊半島 |
GWが仕事出潰れるかと思いきやなんとか確保出来たので勢いのまま飛び出しました.
といっても初日の5月2日はビッグサイトでC1があると言うことだったので0日目として東京へ寄り道.
といっても昼間の首都高へ入りたくなかったので早朝に用賀あたりに車を止めて電車でビッグサイトへ.
目的はもうALcotのガチャしかないので物販のあとは同じくビッグサイトでやってたU-1とかいううどん屋台村をうろうろしてたり.
うどん県民ではないけど関西出身なので関東のうどんは食えない中で久々にまともなうどんが食えるかと思ったら,とんでもないうどんもどきばかりでがっかりでした.あとうどんの値段じゃない.あれでは関東民すらだませないと思うんですがなんなんだろあれ.
ガチャ開始時刻前にALcotスペースに集まり始めたお馴染みさんと挨拶を交わしながら列整形,ガチャ開始.
今回はコインシリンダという500円玉を一枚ずつ取り出せるアイテムとか,リアルタイムで出たピンズをカウントするwebアプリとか導入して真面目にガチャしてました.相変わらずすごい人数だったけど今回も無事ピンズコンプ出来て何より.
ガチャ後の交換会も終えて用賀へ戻り1日目スタート.
東名・新東名・伊勢湾岸を抜けて明るくなった頃には御在所SAへ.そのまま熊野へ向かう予定だったんですが,GSのやりくりをミスって津市で高速を降りる.ならいっそ,と予定を変えて伊賀へ北上.

伊賀上野城へ.GW初日ですがまだ朝が早いので人も少なくのんびりと回る.

本丸へは行かずに高石垣を見るために堀の外へ.周囲は学校が集まっていて城下の名残らしさのなかに朝練の活発な声が響いていました.やっぱりこれから季節は城を見るには辛いですよね.

城下へ降りてぐるっと回ると上野高校のど真ん中に鎮座する尋常中学の校舎.この位置取りだとまだ現役なんだろうな.

城下から再び城跡へと戻り本丸方向へと向かいます.深い堀がしっかりと残っているのと園道が土盛りして作ってある関係で結構深く見えます.

そこそこに坂を上がると見えてくるのが伊賀上野城模擬天守


まだ開館時間じゃなかったので先に高石垣へと.見下ろすとやっぱり結構な高さがあります.ざっと30mで大阪城の石垣と同等だそうで.とはいえ大阪城とでは規模が違いますからこちらの方が遥かに高さを感じますね.私としては青葉城の高石垣が印象に残っているのですが,あれは17mだとか.打ち込みと切込みの違いもありますから見栄えの違いを比較するものではないでしょうけど.

ぐるっと周囲をぶらついて天守へ.天守は1935年と戦前の建築ですが,その頃に珍しい木造での建造でこれはこれで価値があります.わりと整然とした柱と立て方とか時代の違いなのかと重いながら展示を見物.
忍者博物館を見てから奈良へと移動.山越えになるかと思ったけどバイパスがちゃんと通っているのでそんなに苦労しませんでした.ぶっちゃけ今回の旅行で奈良は予定に入れていなかったんですよね.私の行き先を考えると奈良だけでもGW丸々潰せてしまうので入ったら時空を曲げられて出られなくなってしまうブラックホールの様なものですから.なので北へは向かわず南へと逃げるんですが南は南で吉野大峰山があるわけでして,奈良強すぎ.

まぁ予定にないのでガン無視にガン無視を重ねた挙げ句に逃げ切れずに長谷寺へと.

仁王門からの長い長い登廊は有名ですね.脇にちょうど見頃の牡丹を見ながらゆったりと登っていきます.

新緑の季節で良い風が吹いていてすごく落ち着けるのはやっぱり西国のお寺さんです.

本堂でご本尊の十一面観世音菩薩の足元までお参りさせて貰って懸造の舞台へ.

五重塔からぐるっと本坊の方へ.牡丹の向こうに本堂を眺める.
長谷寺を後にして吉野山へと向かったんですが車が多すぎて断念.先に目的の高取城へと向かいました.途中で飛鳥村を抜けないと行けないという鬼畜仕様だったけどなんとか我慢して高取へ.
高取城.車で山道を入っていって三の丸手前の壺坂口門側へと続く道で車を止める.

草木に包まれた石垣を右に左にとみながら歩いて行くと三の丸へ.高取城は広大な山地を切り取って作った山城でかなりの規模を持っていて,三の丸から下る方向にも城域が続いています.まずはそっちへと飛鳥村へ続く登山道を下る.

高低差もあるようで結構勢いよく下っていく.でも左右にはずっと石垣の削平地が続いて居るという豪華仕様.

所々崩れていて足元にも結構石が転がってきていたりして本当に昔の山城という感じ.江戸時代も現役だったんですが,その跡完全放置だったんでしょうね.

猿石.三の丸から500mくらい下ってきた二の門の外にある置き石で飛鳥時代のものを下から運んできたとかなんとか.古墳の石材を築城に用いた名残だとか.この下は登山道のようなのでここまできて引き返す.

水堀跡.山城では珍しいですが,ため池代わりにもしていたんでしょうね.

ちょいと脇へ入った国見櫓跡からの眺め.飛鳥村を梺にみて大和盆地を一望出来ます.山の向こうには堺当たりが見えるはず.これは夜景が綺麗そうですね.とても夜来る気は無いけれど.

三の丸へ戻ってきて二の丸方向へ入る大手門.がっしりとした石垣が良く残っています.

完全なる石垣作りですし広さもかなりあって山城という感じがしない.あと人が多い.

二の丸から本丸へと向かう途中に樹齢何年か分からないけど大木がそこかしこにそびえ立っていて圧倒される.

本丸への入口.幾重にも折れていてたまらない.

本丸にも井戸.

木々が茂っていて見晴らしはそうでもないけど,向こうの山々まで見渡せる.
山城でこの規模の石垣城はなかなかないと思いますよ.良いもの見られました.奈良というともっと古い時代を考えてしまうから戦国・江戸時代はピンと来なかったんですが,切っ掛けとして良い城でした.梺のお店へと寄って高取城の資料を買ってから山を越えます.
続いては大阪は金剛山ふもとの千早城へ.
楠木正成が朝廷の大群を寡兵で奮戦した逸話のある山城ですね.
梺の駐車場まで行ったはいいがそこで高取にスタンプ帳を忘れ物をしたことに気がつく.狼狽えるが来たものは仕方ないと千早城へ.


金剛山への登山道を半ばで脇へとそれて急坂を上がっていくと千早神社へとたどり着きます.

お参りを済ませてさらに脇道へ.神社の敷地も含めて山頂付近を切削して作った小さな山城という感じですね.林道でもない山道は削平地を脇へ回り込むように伸びていて,休憩所のようなところを抜けるとじきに本来の金剛山登山道へと戻ってしまいました.
この規模なら大して守るのに人は要らないし,本当の山城なんですが,ちょっとあっけなかったかなと.
そのまま堺へ向かおうかと思ってたんですが,忘れ物をしてはどうにもならないので高取へと引き返してなんとかスタンプ帳を回収.
お店の方にはご迷惑をおかけして申し訳なかったです.ありがとうございました.
高取に戻ったところで暗くなりかけていたので本日はここまで.リフレッシュして次の日の目的地へと移動.