二日目は根室への移動旅.がっつりの移動でした.
![]() |
アルバム 141115-1119_北海道 |

朝は遅め.朝一の特急に乗り込んで釧路へ.特急ですが停まる駅数の少ないコト.一時間近く停車無しとか不思議な感覚です.また車窓がやっぱり雄大なんですよね.穏やかな丘の間を縫っていってやがて海が見えてきてと見ていて飽きない楽しい旅.最初に北海道へ来た時の旭川以来ですが,乗客も少なくのんびりと車窓観光を楽しめました.

釧路に着いたのはお昼前.そのままレンタカーを受け取って根室へと向かいます.

抜けてはいないけど良い天気.車も少なく良い気分で東へ.厚岸大橋を渡ってさらに東.

霧多布湿原.遠目だとただの草原という感じですが,高台の観望所から下へ見下ろすパノラマはなかなかのものでした.

すぐそこに海と街があるというあたりが不思議なような,自然体なような変な感じ.

霧多布へと下り,湿原をぶち抜いて湿原センターへ.ここからは180度広がる形で湿原全域を見渡せます.

先ほど見下ろしていた場所が思いの外に絶壁でした.がけに囲まれで湿原って不思議な気もするけど,どうなんでしょう.北海道ならではの地形なのか,それとも人の手が全く入らない原風景はこういうものだったりするのでしょうか.人が介在するとすぐ埋め立てて道かためるからそんなものかも知れんと思うんですよね.

湿原を抜けてさらに東へ.根室半島の付け根の風蓮湖には風物詩の白鳥がほとんど居らず.そのまま根室半島を花咲へ.

頑張って東を目指していた目的地はここ.根室市歴史と自然の資料館.月曜休館である関係上日曜の閉館までにたどり着かなければアウトなのです.ここには根室に集中して残っているアイヌチャシ遺跡群の資料が展示されているので必須の目的地でした.そりゃ駅でも良いという人もいるかもしれませんが,スタンプのためじゃなくやっぱり資料が欲しいわけですよ,資料が.スタンプを申し出てチャシの生き方を尋ねると丁寧に答えていただけて立派な冊子まで戴いて,展示資料もまた小さいなりに詰まっていてと行って良かったです.
この日の入りが16時前(!)ということで職員さんに夕陽スポットはと聞くと春国岱を勧められ,ナビにセットしてスタート,したものの資料館から見下ろす花咲漁港が美しかったので中止.すぐに資料館へ車を停め直してカメラひっつかんで外へ.

綺麗でしょう.資料館が灯台のある高台に位置していて漁港まで急坂が伸びているんですが,これが良い雰囲気を出していました.

空気が冷えているせいか火柱が立っていて碑が沈んだ後もしばらく残っていました.

春国岱へ移動しなかったのでそのまま花咲灯台へ.海岸へと降りていくとあるのが車石.地層が屈曲してこんな感じになったのだとか.

辺りも暗くなりつつあったので本日はこれまで.でもまだ16時半にもなっていない状況.冬の旅はゆっくり出来るのでありがたいとは言えさすがに早すぎるんですが,なに言っても仕方がないので飯食べて根室のホテルへ.車で動きっぱなしな関係で旅行と言えば禁酒なんですが,この日ばかりはと一杯飲んで次の日へ.