130503 九州旅行 7日目 鹿児島編

7日目は鹿児島を南下しました.

アルバム 130427-0506_九州







昨日フェリーに乗り損ねたツケを払うには高速しかありません.
島原-熊本間はフェリーで小一時間なのにそれを陸路で行くと200km超の3時間コース.
高速代とガス代もフェリー料金以上かかるので大きな負担増です.

いい加減疲れていたので長崎で夜景をとった後風呂入って寝落ちていて,移動開始は午前2時過ぎ.
熊本へ行くとなると必然的に日の出はみなくて良いことになるのでゆったり休みつつ八代まで.

八代に行ったのはお城があるから.
いや私もこの旅行で存在知ったんですけどね.
一昨日の通潤橋資料館で説明を受けたときに通潤橋を作ったのは八代の石工だという話を聞いて,
そこから八代に城があった事を知りました.
熊本藩は熊本城だと思ってたら,島津への備えとして二城を許されたとかいうお話.

そんなわけで急遽予定に組み入れた八代城.
博物館に関連展示があるらしいのですが,早朝のため城跡のみの見学.
総石垣と堀の立派な遺構が残されています.


なんと立派な出枡でしょう.
中は八代宮というお宮さんになっています.


ぐるりと取り囲む石垣にも登ってみる.
しっかり残されていて見応えのあるお城です.


天守は小天守と大天守があったそうな.
規模は大きくなさそうですが,これは残ってたら映えそうと思える石垣の造りでした.


橋を出て堀の外側からも.
使われている石が石灰岩らしくて築城当時は真っ白なお城で「白鷺城」と呼ばれてたとか.
今は黒ずんで苔蒸してしまってその面影は見えないです.

お城を見たら鹿児島へと向かいます.
八代まで来たら鹿児島なんてすぐかと思えどなんのなんの.
嘉例川駅へ着いたのは2時間ほど後のこと.


休日だからかなガイドと思しき人(駅員さん?)がいました.
さすがに人がそれなりにいて写真を撮るには撮りにくいので自転車展開.
もうさんざん探してるけどまだ見つからないバス停の風景.
舞台の散らかりようからすると関連してる可能性は少ないですが,もう探す伝手がないんですよ.
奥に杉の林があったのでそれに賭けて奥へといってみたんですが・・・・・・.


ないねぇ.
すぐに人家がまばらになって林道になってしまったので
探索と言うほど時間割いてもいないのですが,ここは外れのよう.
仕方ないので次へ.

次は鹿児島と言っておきながらどえらくすっ飛ばして知覧へ.
知覧というと特攻基地が一番に来ると思いますが,もう一つ有名なものがあります.


それが武家屋敷群.
通りを石垣と大きな生け垣で囲ってしまっている屋敷通りがかなりの規模で残っています.
視界を遮るような緑の囲いは独特の雰囲気を持っています.


内に武家屋敷の建物や庭園もいくつも残されていて,公開されています.
建物は江戸時代のものでしょうが,整備されるまでは普通に人が住んでいたんでしょう.
古き懐かしい感じの改修がされていました.


庭園のほとんどは枯山水.
回遊式の広いものじゃなくてお庭の一角を作り込んだというものですが,
後ろの生け垣まで利用していて割りと力強いお庭になっていました.

武家屋敷があると言うことは,すなわちお城があったと言うことですよね.
ということで武家屋敷群を遡って亀甲城へと向かいます.
城跡といっても今は雑木林に飲まれつつある場所で,特に整備もされていません.
とは言っても草は刈ってあったので歩くには問題なかったのです.


小高い丘を利用した砦といってもいいような小城で,梺からぐるぐると輪を描くように登っていくとすぐに本丸.
土塁メインの城のようですし,ここは風化に任せるまま,なのかなぁ.



武家屋敷を見終わったら知覧特攻平和会館へ.
慰霊祭をやっていて人が多いのか臨時駐車場の臨時みたいなところへ回されましたが到着.
ここは2度目になりますが,以前はツアー旅行のパックだったのでほとんど時間なかったんですよね.
それでも結構インパクトがあって覚えていた場所です.

今回こそじっくり見ようと思っていたものの既に予定時間をオーバーしていたり.
こういうところで時間気にするものじゃないと後ろの予定全部捨てて展示見ていましたが,
それでもたかだか2時間程度で見られるものじゃないですね.
資料ひとつひとつを読み込むのに時間がかかるし,
それが普通の資料館とは違って,ありったけの資料を所狭しと詰め込んでありますからね.
この展示を正面から受け止めようとしたら半日は欲しいかも.

結局一部だけにはなってしまったものの時間いっぱいまで読み込んでから指宿へ向かいます.



開聞岳.
寄り道する時間も無いのに寄り道するアホ一人.


JR最南端の駅である西大山駅へと降り立つ.
でもここに滞在してたの30秒くらいだったと思う.

何を焦っていたかというとやっぱりフェリー.
薩摩半島から大隅半島へと渡るフェリーがあるのですが,これが16時最終.
しかもGW期間中は予約じゃなくて先着順という厳しい条件なんですよ.
そんなところへ時間押して出港の10分前に滑り込んだところで結果なんて目に見えてますよね.はは.

既にいっぱいだからもう乗れないという言葉を聞きに行ったようなもんですが,さてそうなると問題は残りの時間と明日の予定.
16時に大隅半島へ渡れれば九州最南端の佐多岬で日没が見られるはずだったんですが,それを翌日に回すと帰ってこられない.
渡れないなら平和会館でじっくり見てきたら良かったと思ってもあとの祭り.


ということで池田湖越しの開聞岳を見にいったところで予定が詰んでしまいました.



鰻温泉.
夜でも大丈夫なものは後回しというのが私の行動原則なので,
明るい内に入浴というのは私にとって完全に詰みの証.
池田湖の隣にある鰻湖の小さな集落に公共浴場がありそこで入浴.
指宿唯一の単純硫黄泉だというのを覚えていて寄ってみました.

深めの浴槽と熱めのお湯という私向けの感じが良くて上機嫌でしたが,
熱いので長居が出来ず30分くらいで出てきたような・・・・・・.


温泉から上がったら日没モード.
佐多岬へは行けなかったので薩摩半島の南端へと向かいます.
長崎鼻の駐車場へ停めて海岸へと出るとおおらかな開聞岳.
これはこれで大いにありですよね.
岩礁地帯を歩いて突端まで行って日没スタンバイ.


山端に隠れるように沈むので空はオレンジに染まりきらないけど綺麗.
風も強くなく,太平洋なのに波も恐ろしく静かでいい日没でした.
暗くなったら行動終了.
あとは詰んだ計画を悩むだけ.


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