では旅行記を始めましょう.
1日目は埼玉から九州へ車での大移動.
その途中で寄った岡山旅行です.
![]() |
アルバム 130427-0506_九州 |
前日の金曜日に会社を颯爽と退社して帰宅.
着替えやカメラ,PC周りを荷物まとめて車に放り込んで出発したのが数時間後と言う所だったでしょうか.
昨年の瀬戸内海旅行の深夜出発に比べればだいぶ快調な出立です.
GWどっかぶりの予定ではありますが深夜なので渋滞に巻き込まれることもなく高速を疾走し,旅行前のハイテンションで眠くなることもなく給油とトイレ休憩程度のほとんどノンストップで明るくなった頃には岡山へと到着していました.
今回は九州旅行と銘打っているものの,九州まで車で行くのはさすがに遠いのと,明るくなってからも移動するのは勿体ないということで,前哨戦として昨年の行きそびれをカバーする岡山旅行を組み入れています.
特に岡山は以前に岡山城へ行っておきながら日本三名園の後楽園へ行っていなかったということもあったのでフォローとして向かいました.

後楽園脇の河川敷の駐車場に朝一番で止めてまずは周辺散策.
今回の旅から新装備として折りたたみ自転車が追加されております.
おかげで車のバックスペースが占拠されて車内が手狭になってしまっているのですが市街地散策の機動性が格段にアップしています.
早速駐車場から岡山市街地の舞台を再訪.


商店街と羅生門.歩くとそこそこに時間を消費するんですが,自転車だとあっという間に消化.
お城の二の丸部分を抜けて後楽園へと向かいます.
庭園の場合他の施設と違って7時台から入れるのが有り難いんですよね.
人が少ないうちにゆるりとまわります.

後楽園は岡山城の川を挟んだ反対側にある広大な庭園です.
広々とした園地と向こうにお城の借景.

日本庭園という感じとは少し違うものの,園地の広さを使ってスケール大きく山野を作っていると言う印象を持ちました.
日本庭園の小さな面積に見所を凝縮した,と言うものとも違うあたり栗林公園とも少し趣が違いますね.

いやぁ,後楽園行ってなかったし,可能性としては大きいから確認しておくべきと来てみたものの,あるとは期待していなかったですよ.
だってもう一箇所は京都だったんだもの,関西のお寺で探してましたもん.
ということで旅行一発目からさい先の良いスタートをきってほくほくでした.

そのあとは以前と同じく総社の吉備津彦神社と吉備津神社の2連チャン.
吉備津彦神社では結婚式?に遭遇.

吉備津神社はついにあの長い回廊を最後まで渡ることが出来ましたよ.

以前端折った鯉喰神社.
吉備津の温羅伝説では温羅が鯉に化けて逃げようとしたのを吉備津彦が鷺に化けて食べた場所とされている地です.
小さい上に場所が奥まっていてナビなしには厳しそうな場所でした.

そして矢喰神社.
こっちは鬼ノ城の温羅と中山の吉備津彦が矢を射合った時にかち合って落ちたという伝説の地とされています.
ちょうど鬼ノ城と中山の間にあります.
かち合って落ちたと言われる大岩が右のそれだと言うから・・・・・・.
でも鬼ノ城って7世紀に作られたのだから伝説もそれ以降になるんですよね?
と考えると伝説の発祥と伝搬ってどう言う形で広がるんだろうなという所に興味がわきます.
そこから温羅が右目を射られてその流れた血で出来たという血吸川(砂川)を遡って鬼ノ城へ.

先に岩屋寺へと向かい,伝説となっている温羅の遺跡を見ます.
前は夕暮れ時で深入りが出来なかったのでちゃんと訪問するのはこれが初めて.

これそうなのかな.写真と合致はしないけど雰囲気はそうなんだよな.周り竹林だけど.
でもスタッフがここまで奥地に来てる気がしないので凄くあいまい.

鬼の差し上げ岩.
人がいればスケールが分かるんでしょうがめちゃでかい.
上へと上がって餅つき岩や八畳岩を見て鬼ノ城へと向かいました.
土曜日の昼間の鬼ノ城はそれなりに人がいますね.
というか鬼ノ城の登山道に交通整理の人が数人いたことに驚きました.
道幅が狭いから確かに必要かもしれないですけど,それで利益出るわけでもないでしょうにと思うと頭が下がります.
地方はああいうところでお金取ってくれたら良いのにとおもうんですが,難しいんでしょうかね.
せめて協賛募金箱でも置いて欲しいわ.

そんな鬼ノ城も3度目.
勝手知ったる,と言いたいんですがいままで角楼と西の門しか見ていないので今回はもう少し深入りすること伸しました.
尾根に土塁を巡らせている朝鮮式山城なのでさすがに全周を見て回るわけにはいかないですが中央部分の礎石群くらいはと見てきました.

やっぱり広いですね.
山にしては高低差があまりないのでこれは良い低山歩きのハイキングコースでしょう.歩きに来ている人を結構な数見かけました.
西の門への戻ってからしたの方へ歩いて石垣遺構も少し見てきました.
水門や復元の版築土塁も壮観.

そこから備中国分寺へお参りしてから倉敷へ.

ええ,ここです.
夜明け前のくらい写真しか撮っていなかったので岡山での最優先箇所になってました.
無事確保して時間に余裕があったので倉敷の美観地区へと足を伸ばしました.
といっても駅前から1kmくらいのものでしょうか.
途中アーケード街をみてあるきましたがどうも違いそうなのであのアーケード街はここじゃないみたい.

倉敷の美観地区は徹底していますね.
昔の街並みをというと川越の倉店通りのように短く歯抜けなのかと思っていたらとんでもない.
通り一筋だけでなくエリアでちゃんと街並みを作っていて非常に美しい光景でした.
この規模で残っているなら確かに十分な価値があると思いますね.
ついでで寄ったので時間割けなかったのは残念なんですが,街並みを散策してから倉敷を離れました.
岡山をクリアしたので向かうのは山口.
関門海峡手前の火の山展望台から夜景となった関門海峡を眺めます.
ただこの頃には小雨になっていて傘こそ必要ない程度ながら夜景には痛手ですね.

雲に夜景が照り返すので綺麗なのは綺麗なのですが,やっぱりくすぶって見えるのは残念です.
それでも綺麗ですねこの光景.橋の向こうに北九州の夜景が広がっています.
これを見てから関門トンネルを抜けて九州入りしました.
ということで翌日より九州旅行がはじまります.