121118 八王子

数週間前になりますが,ふらりと八王子へ行って来ました.

アルバム 121118_八王子







土曜深夜に唯一生で見ているSAOが終わってふと窓の外をみると星が輝いている.
明日は天気がよさそうなので外出てくるか,と思い立ち
紅葉の時期なので見頃場所を探すと高尾山.
そういえば高尾山って名前知ってるだけで行った事なかったのでと行ってみることに.

出発は2時半.
高速使って1時間ちょっとだったかな.
4時過ぎには高尾山口駅の駐車場へ到着して登山準備してました.

そこから登山開始.
いくら超絶初心者向けの登山道とはいえ初めての道の夜間登山.
念を入れて準備して向かいました.

ま,コンクリ道だと知っていたからこそ夜間登山したわけですが,それでも甲斐無いですね.
しかも空明りのせいで道が浮いて見えるので懐中電灯がいらないとか・・・・・・.
拍子抜けに拍子抜けを重ね,確かにこれは夜間登山じゃなくてただの夜歩きだよねとぼやきつつ,金比羅台の展望台へ.



夜に登ったのはこれが理由.
神奈川と東京の夜景が向こう一面に広がります.
街明りに星明りが負けているくらい明るい夜景.

夜間と言えどさすがは高尾山.
人が結構いますね.
撮影している3,40分に10人以上行き来していました.


日の出の一時間ほど前になるとゆっくりと空が白み始めます.
朝の夜景は外灯メインなので賑やかな夜の夜景より穏やかなんですが,
空気が落ち着いているので透き通った静けさに繋がっていて好きです.


オレンジの空と東京夜景.
夕方のオレンジだと明りが灯っていないのでこれが取れるのも朝だけ.

日の出まで時間があるので登山再開.
もう周りが明るいので三脚背負ったただの散歩.
やっぱり舗装された道の登山はきつい.
足の不安がないせいで速くなりがち.
ゆっくり登っていける山道の方がペースとりやすくて楽なんですよね.


ちょうど日の出時刻に山頂到着.
残念ながら海の方に雲があって水平線からの日の出は見られず.


しかし富士山は綺麗なもの.
距離が近いだけ合って大きく見えますね.


そうこうしているうちに雲の上からご来光.
光線が富士山の山頂からゆっくりと下がっていくところを拝む.
雲が無かったらもっと赤い富士山が見られたんでしょうね.


振り返れば木々の色づきが良い感じ.
のんびり紅葉狩りしつつ下山します.


再び金比羅台の展望台より.
同じアングルでも印象結構違いますよね.


下山してみたら黒山の人だかり.
そうか,これが高尾山なんですね.
これだけの人が上に登ってどうしようと言うんだろうと思いつつ既に満車になっていた駐車場を脱出.
目の前のトリックアート美術館が気になってたんですが,8時前だったのでそそくさと離脱しました.


次に向かうのはすぐお隣の山.
八王子にまできておいてコンクリ道あるいて終わりなんてことはないですよ?

もちろんお城です.

八王子といえば八王子城.
北条氏の甲斐,信濃方面の備えとなる小田原城の支城です.
秀吉の小田原攻めの一端として繰り広げられた八王子城合戦の舞台です.

山ひとつを丸々城とした本格的な山岳山城.
城主の北条氏照は開けていた滝山城からわざわざ山岳城へと
拠を移しているのは時代と逆行していてなんとも奇妙な話です.

八王子城は最近整備されたようで駐車場に展示・休憩施設が整えてありました.
駐車場へ車を止めてまずは居館のあった根小屋地区へ.


大手門跡までは新しく作られた道ですが,そこから古道をへて曳橋へ.


橋を渡ると石垣が現れます.
北条氏時代に石垣の城なんですよね.結構不思議な感覚.


それに石畳があるとか.


居館部分は整備中で見られず.



根小屋地区を見たら今度は山城部分へ.
さてこっちは登山.


削平地.
ちょっと登っていくと地形が見えてきます.
少し前の自分だったら素通りしてる場所がいくつもあって,
だいぶ深みにはまってきたなぁと苦笑いしながら登ってました.


登るといっても大した距離ではありません.
道もすれ違えるので林道レベルですね.
山の高さも500mないですが,それでも登りがいはあると思いますよ.


山腹の登山道より.
これは高尾山よりすごい展望.
次来るならこっちですわ.
下見も出来たし絶対.


山腹でこれなら山頂はどうかというとこれ.
だめですね.どこの山頂も見晴らしが良くない.
まぁさすがにはげ山に出来ないから仕方ないんですけどね.
遺構確認と曲輪配置やらいろいろ見物して下山.

下の展示施設で展示資料と販売されている文献を漁ってから滝山城へ.

滝山城は氏照が八王子城の前にいたお城で国の史跡にも指定されています.
公園になっていると言うことだったのでさっくり行ってみられると思ったらどっこい,
駐車場どころか入口が分からない.
いくつか案内板見て入っていくんですが,すぐに道細くなって車両通行止め.
周囲なんどかうろちょろしたんですがついぞ分からず断念して帰ってきました.
いくら何でも不親切すぎるんですが,無視するわけにもいけないのでどこかでリベンジするしかないでしょうね.

ということで早朝から昼過ぎまでで総走行距離が100kmちょっとという
ずいぶんあっさりした旅行でしたが,けっこう濃い旅程だったかと.


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