東北旅行7日目.
再び秋田へ.
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アルバム 120908-0916_東北 |
雨から逃げ回っているうちに東北一円の天気が回復したようでなので,正々堂々と十和田湖へ向かいました.
もちろん日の出前に.
といっても弘前から十和田湖までなんて大した距離ありません.
たかだか50kmといったところでしょうか.

滝ノ沢から入って十和田湖の日の出と言えば和井内の桟橋.
日の出前の雲がオレンジに染まっています.
周囲を山に囲まれている関係上,日の出時刻を過ぎても太陽が顔を見せるまで猶予があります.

J( ‘ー`)し
雲の形で遊びながらのんびり待ちます.

左手に昇り龍,

やがて雲が染まり,ご来光.

和井内神社へ参詣.こちらも外れの模様.

御鼻部山の展望台へ.
標高が1000mちょっとなので十和田湖水面から600mの高さで十和田湖を展望.
十和田湖の二つの半島を見下ろせます.

湖の向こうは雲海になっているみたいでした.

展望台から湖を半周して休屋へ.
以前来た道をゆっくり歩いて乙女の像から十和田神社へ向かいます.

早朝なので遊覧船勢揃い.


十和田神社へ.
二度目だけどやっぱりここの参道はわくわくする.
山中のこの雰囲気は独特のものがあります.

そこから裏山を占場へと.

一年前と同じような状況でしたが,通行止め出なくてもこれ以上は降りないよ.きっと.

去年何となく来て八郎太郎と南祖坊との伝説を示した看板を何気なく読んでいましたが,
まさか翌年にそれ目当てで来ることになるなんて,人生分からないものですね.
神社としての雰囲気なら三湖伝説のどこよりここなんでしょうが,
やはりどこ探してもそれらしい風景はなし.

観光案内図見たら南祖院というお寺があるみたいだったので行ってみましたがこちらも外れ.
そこから子の口へ移動して奥入瀬渓流へ.
目当ては滝ですが昨年に自転車でがっつり撮ってまわったので
去年の写真データからそれらしい場所がないことは確認していました.
朝早くてレンタサイクルやってないですし,確認程度に車で焼山まで往復で確認.

銚子大滝.
一番似ている滝はこれじゃないでしょうか.
でも違う.

子の口へ戻ってきたら御倉半島へ寄り道.
瞰湖台からの眺め.こちらもなかなか.

で,最後にやっぱり発荷峠の展望台.
以前は霞んでいたんですが,今回はばっちり.
発荷峠を下り向かうのは大湯環状列石.
大湯にある縄文時代の遺跡です.
大きな二つのストーンサークルがあることで知られるところ.
前回も同じ方向から来たんですが,完全に情報不足で素通りしていました.

発掘調査の終わった部分が整備され,建物跡の一部は復元済.

多くの石を使ってストーンサークルが形成されています.
日時計のように方角が定められていて夏至冬至が指されているそうな.

もう一つのストーンサークル.
中央に見えるのが日時計でいいはず.
併設された大湯ストーンサークル館で発掘された史料やストーンサークルの意味,
年代や地域によるストーンサークルの種類などを見学して再び車へ.
次の目的地は八郎潟.
北から入って日本海側を南へ.

まずは姥御前神社.
三湖伝説において八郎太郎が八郎潟を作るとき
一晩お世話になった老夫婦が水難に遭い助けたというエピソードがあります,
そのおばあさんを祀った神社.

姥御前神社から八郎潟を望む.
ここからだと湖はほんのわずかだけでほとんど田んぼになっています.

大潟村へ.
干拓により整地された道はまっすぐどこまでも伸びているかのよう.
大潟村中心部の干拓博物館で干拓の歴史を見学.
三湖伝説についての展示(昔語り)もありました.
まわってきた中では三湖伝説について一番しっかりした置いていたと思います.
というか他がほとんど触れていなかったのでここだけと言ってもいいくらい.

博物館を出て寒風山へ.
数日前に日暮れに来たためほとんど風景を見ることが出来なかったので再び.


大潟村の中心部を望む.

寒風山を下って八郎潟の名残である調整池へ.
ここにあるのが八龍神社.
八郎潟の龍ということなので八郎太郎を祀っているんだと思うんですが由緒がなかったので何とも.
石の鳥居ですが残念,ここもはずれ.

調整池の堤防.
干拓地の方が水位が低いのでここが要所になっています.

八龍神社から秋田市方面へ戻ろうと道を走っているときにあれ?っと思って急遽立ち寄り.
東湖八坂神社.
車道からこれが見えたわけですが雰囲気は似ていてびっくりしたわけです.


でもまぁ,木が茂っているなりにやっぱり違いそうですね.
建物の形がどこも根本的に合わないんですよね.
神社と関係ない建物のキメラだったらどうしようかと不安になってきます.
秋田から高速へ.
といっても対面通行ですが.

日本海側を南下.由利本荘から山手.
鳥海ブルーラインへ.

時刻は日の入り30分前というところでけっこぎりぎりでしたが
登っていくと眼下に日本海が広がる絶景.

真っ赤に染まる鳥海山.

霞んでいて水平線が見えないのですが,やがてゆっくりと日が沈んでいきました.

雲もオレンジに染まり,眼下の街に灯りが灯っていくのを見ながらゆったり時を過ごしていました.
さすがに夜景と言うほど灯りもなかったので酒田へ入ってそのまま休息.