5日目です.
この日は岡山側から島めぐりです.
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アルバム 120728-0804_瀬戸内 |
朝暗いうちから行動開始.
もちろん朝日を狙います.
岡山側からのスポットは調べてあって決めていました.
が,移動半ばにガスの残量が乏しいことに気がついて大慌て.
真夜中のこと.目的地が市街地から離れていたので近場のガソリンスタンドは閉まっています.
あちこち奔走しても空いてるスタンドが見つからずガソリン食いつぶすばかり.
諦めて岡山市街地まで引き返し,24時間のスタンドで給油して改めて目的地へ.
夜中は基本的に高速走ってるので気にしてませんでしたが,
夜になる前にちゃんとガス残量考えておかないと行けませんね.
そんなこんなで改めて目的地.
虫明という地域なんですが,ここからの朝日が名所だとか.
明るくなりかけた空を見ながら太陽の昇る方角を風景をチェック.
良さそうな所で車を止めて撮影開始.

虫明湾は牡蠣養殖の筏が多くあるのでその風景は独特のものがあります.
はじめは暗くて分からなかったのですが,日の出が近づくにつれてはっきりと見えてきます.

すごいですよね,これ.
明るくなる頃から近くの船着き場から次々と船が出ていきます.

そして燦然とご来光.
本当に美しい光景でした.
いつもならもう少し明るくなるまでいるんですが,30分ほど早めに離脱して一路吉備津へ.
前日の栗林公園よろしく岡山後楽園も朝7時から入れるのでそれを狙うんですが,
その前に少しの時間を割いて吉備津神社へ.

6時過ぎには吉備津彦神社へ到着.
ちょうど8月1日で一日参りになりました.

続いて吉備津神社.
こちらでも一日参り.

何せ時間が無いのでお参りしてあっという間に引き上げ.
本当は吉備津の諸神社や温羅伝説めぐりをしたいんですが,
昨日欲望のままに備中松山城へ行ってしまったせいで予備時間がない.

続いて備中高松城.
ここは秀吉による中国の役時の水攻めの城.
水攻めにあったからか何か分からないけど,公園だけど縄張りも何も分かったものじゃなくてがっかり.
即引き上げて後楽園へ.
が,月曜なんですよ,朝7時半なんですよ.
岡山市街地に向かうんですよ.
完全にしくじりました.
知らない土地で渋滞に巻き込まれると抜け道とりようがないのでそのまま1時間.
岡山城の駐車場に入ることができたのは8時半.
誠に残念ながら後楽園割愛.

まずは商店街へ行き,

烏城公園にとって返す.
岡山城もお城らしい遺構がしっかり残っているお城です.
天守を始め戦災によりいくつか建築が焼けてしまいましたが,
再建も公園整備も綺麗に成されています.

発掘された旧石垣や地層の表示などは面白いですね.


不明門です.
鉄筋コンクリートによる再建.

現存の月見櫓.
二階の窓が特徴的です.

岡山城の天守
こちらもコンクリートによる外観復元.
中は資料を置いた博物館.
ただ,内容はそんなでも.
パネル展示が多めかな?って感じ.

岡山城の堀.
昔は五重の堀が巡らせてあった巨大な城郭だったとか.
謎が多いということもあって今ひとつ歴史の重みが感じられないのはきっと私の精進が足りない.
時間が迫るので次へ.
朝からなんでそんなに時間を気にしているかというと船に乗るから.
岡山から宝伝港へと向かいます.
宝伝港からは犬島行きの定期船が出てるのですが,便数が限られているので逃すわけには行かないのです.
余裕を持って向かって正解.
案の定駐車場の場所で迷って海水浴場に迷い込み,
係の人に場所を聞いて,やっぱり迷って,ようやく車を置いたらぎりぎり.
船に乗るのに切符などありません.
船の前に座ってるおばちゃんに片道の300円渡して船に乗るだけ.
往復でって言ったけど,切符無いので片道ごとに支払い.
乗るのも少し大きめのクルーザー?って感じの船.
またこれが揺れる揺れる.
瀬戸内海でしょ?なんでこんなに揺れるのよって思ってたんですが,
どうも台風が九州にいたらしくその影響だとか.
普段はそれほどは揺れないみたい.

なんにしろ,体ぐわんぐわんゆらしながら犬島到着.
犬島へはアートプロジェクトの見学のため来たわけですが,そのチケットセンターは港のすぐ脇にあります.
台風の影響か雲もほどよくあって青空が綺麗.
チケットセンターで精錬所と家プロジェクトのチケットを買って,軽く説明をもらいまずは精錬所へ.

なんだよこれ.
チケットセンターの黒板が青空によく映える.

なんだよこれ.
精錬所のゲートに向かう道からすでにおかしい.
なんかもう世界が違う.

精錬所は入口から係の人が付いて案内してもらいます.
入口のゲートが毎時15分に1回開くようになっていて,その時に係の人がゲートで待機しています.
この精錬所の成り立ちや美術館としての転用のいきさつなどから始まって美術館のあらましなどを説明してもらった後,
館内展示の見学へ.
ここで係の人が引き継がれ,館内も付きっきりで案内してくれます.
中の展示については割愛しますね.
でもとても面白かったです.
美術館の展示を抜けたところで自由行動となります.
大まかにですが順路が決められていて精錬所から煙突脇を発電所エリアへ抜けて
またぐるっと美術館へ戻ってくるようになっています.


ここからシャッター切りまくり.


いかにもライトな廃墟erが好みそうな作りにしてるんだろうことは分かっててもシャッター切るのは止まらない.
存分に楽しんだ後精錬所から次の家プロジェクトへ.
こちらは島の中に点在している家の展示をまわるということで,犬島の島をぐるっと巡る形になります.
なので島の風景を楽しみながらの散策.

正直なところ家のアートはよく分からんかったのですが,島の美しい風景を堪能出来たので満足.
精錬所の時からですが台風のせいで雲の流れが速く空模様が目まぐるしく変わっていて,
こっちの方がよっぽどアート.


島の風景とも合って素晴らしかったですね.

犬島は採石もされているということで大きな岩がごろごろと.
なんとも不思議な雰囲気を持った島です.

さして大きな島ではないですが,精錬所と家プロジェクト兼散策で一時間半くらいは軽く消えます.
そのあと軽く食事をとって2時間の滞在で次の船便があるのでちょうど良い時間です.
そんな感じに船で宝伝港へ引き返して,またそそくさと次の目的地へ.
次は宇野港.
宝伝からだと新岡山港挟んで反対側.
市街地を抜けるので混むかと思ったんですがそう混まずに到着.

着いたはいいものの直島行きの船は出たところ.
時刻調べておくべきだったのですが,しくじりました.
知っていれば倉敷駅前でワンチャンあったのに・・・・・・.
そう言っても仕方ないので待合室で帰りの船を思案.
直島から帰ってきた後も時刻が決まっているので時間ないに戻ってこなければならないのです.
なんとか間に合う帰りの便がありそうだったので渡ることにしたものの,滞在時間は前回の2時間を切ることに.
果たしてどうなることやら.
宇野港から直島までフェリーで20分.
直島に着いたのが16時前.
一分の猶予もないので即座に海の駅(フェリー乗り場)にてレンタサイクルを調達.

かぼちゃ.

港は船が止まってるので後回しにして島中へ繰り出す.

住吉神社へお参りをして,

寮を経由して,

通学路その1.
宮浦地区は前回歩きで探したので軽く走るだけにして,
前回たどり着けなかった本村地区へと向かいます.
目的は通学路その2.
前回来たときの島の雰囲気から,あれは絶対直島だと思ったんですが,見つけられず.
今回はなんとしても見つけなければならないと思っていました.

本村地区へ突入.
この雰囲気,ある,絶対にあるだろ.

そう思いつつもどこだか分からない.
自転車でぐるぐる回っても見つからない.
あらかじめ決めていたリミット時間が迫って諦めようと最後に違う道を抜けたら,

あった.
あったよ.
見つけた!
本当に目の前にすると嬉しいもんですね.
自分で開拓出来たということもあってはなおさらのこと.
でも時間は迫る.
こうなりゃ,くーにゃんの長屋を探したい所なんですが,さすがに時間が押していたので断念.
全速力で宮浦地区へ戻ります.
時間を気にしていたのはここに来なければならなかったから.

直島銭湯「I ♥ 湯」
前回は朝だったので潜入叶わずだったのですが,今回は開店後なのです.
しかも汗だく.入らずにはいられないな!

かの銭湯のように広いロビーがあるわけでもなく(設備だけは)普通の銭湯です.
券売機で切符買って,番台のおばちゃんに渡して入るっていう(設備だけは)至って普通.
でも,これがね,ほんともう・・・・・・.
説明するのやめた.是非入ってみてください.
風呂から上がっても金髪ツインテ少女ロ(ゲフンゲフン もいないしフルーツ牛乳もなかったので
コーヒー牛乳でひと息.
なんというか個性的が裸足で逃げたす銭湯でした.

「I ♥ 湯」を出たら出港10分前.
自転車返してそそくさと船に乗り込み直島を後にしました.
直島は雰囲気的にまだ背景ありそうな気がするのでもう少しじっくり探索したいところ.
宇野港へ戻ったら颯爽と新岡山港へ.
混むかと思ってたら意外と混まずあっさりと港到着.
また船旅.
本日5度目の船は相棒も一緒で小豆島へ.

出港時間がちょうど夕景.
船の上から夕焼けを眺めつつ
いよいよ旅のクライマックスへと入っていきます.