帰省の帰り道です.
やっぱり京都に寄って帰るのです.
帰りは久しぶりに北の方へ.
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アルバム 120317-0320_梅小路・衣笠 |
本当は午前中に帰路について美山を見に行きたかったんですが,親にPC教えていたら時間オーバー.
諦めてまっすぐ京都を目指しました.
私の地元からだと京都に向かうにも高速に乗らないとなんですが,京都から北へ延びる縦貫道は未だ部分開通でして,まだまだ不便.
現状で京都縦貫道の乗り口になっているのは丹波ICなんですが,ここの信号前に”琴滝”という案内があるんです.
前々から知ってはいるものの,なかなか行く機会がなかったので寄ってみることに.

IC直前の信号脇から入って高速の高架をくぐって谷間を道なりに3分くらいじゃなかったかな?
割とあっさり琴滝前の駐車場へ到着しました.

車を停めて山道を歩く.
もちろん誰もいない.
数百mも歩くと滝が見えてきます.

これがね,美しいの.
落ち口から白糸が左右に広がってまた一つにまとまって落ちる様は本当に”琴”ですよ.
また意外なのが音.落差40m超える堂々としたものなんですがすごく静かなんですよね.
水量が少なめってのもありますが,水が落ちてくる先に岩があって,水の勢いを上手く殺して下へ流れているみたい.
なので滝の腹に響くような重低音ではなく,すごく軽やかな音.
きっとこの音色もあって”琴”滝なんでしょうね.
周りが公園になっていて散策出来るらしいんですが,時間の都合もあり肌寒かったのもありでさっさと高速へ.
京都へ入ったらいつもは南へ下るんですが,今日は北へ.
五条から西大路上がって向かうは龍安寺.
一般駐車場へ停めて山門へ.



順路は境内にある鏡容池をぐるっと回るようになっていて,一番奥にある方丈へと続いています.
辺りは苔むしていて独特の雰囲気.
苔むしていても東照宮のようにずっしりと重たい雰囲気でなく,ただただゆっくりと静かに時間が過ぎていくような雰囲気.

そして龍安寺の方丈へ.


龍安寺と聞いてピンと来ない人がいても,
小学生の授業で石庭や銭形のつくばいの写真は見たことあるんじゃないかな?

縁側に腰掛けてのんびりくつろぐ人々.
やはり時間の流れが違う.

振り返るとこれ.
いや,ぶっちゃけこれ撮るために来たんですが,なんでこんなん見つけられたんでしょう.
どういう目を養ったからこんなの見つけられるようになるの?

戻ってくる.
やっぱり時間の流れが違う.
でも夕方差し迫ってきてそうそうゆっくりもしてられないので順路を回ります.

苔蒸し蒸しててやっぱり時間の流れが緩やか.
緑の色が柔らかいのもいいよね.

鏡容池をぐるっと回ってから次の目的地へ.
と言ってもすぐ先.鹿苑寺金閣.
龍安寺からだと歩くには時間かかるけど車で行くほどでも・・・・・・,という感じの位置.
でも龍安寺の駐車場停めっぱなしな訳にもいかないので鹿苑寺の駐車場へ移動.

総門から入って受付を抜けると有名なあの光景が広がります.


小学校以来じゃないかな,ここ.
京都の北というのもあって来ないんですよね.
でもまぁ美しいですわ.
黄金の輝き云々もですが,鏡湖池の島々の造形も素晴らしい.


池を挟んで見るだけでなく順路に沿って金閣の脇を抜けられます.

そのまま道なりに夕佳亭を抜けてお不動さんを抜けて帰る.
夕方5時ギリギリでしたがかなり人も多くさすが世界遺産だけのことはある,と.
京都市内はあまり観光として回ったことがないので,新鮮です.
また,この地を離れたからこその興味というのもあるでしょうが,
また,帰省にかこつけていろいろ回ってみたいです.
以上駆け足でしたが,京都の旅でした.