
まずは前日場所を確認した城井谷城へ向かいます.城井ノ上城ともいう二つの急峻な尾根を使った宇都宮氏の城.

細い道を上っていくとあるのが三丁弓ノ岩.弓が三丁あれば守り得たという難所.

もう少し上がったところに車を停めて山道へ.

すぐに見えてくるのが表門.大岩が二つ転がっている間を登って入らなければならないのですが,これがしんどい.岩の上から攻撃されながらだとまぁ登れないだろうという難所.

表門の裏側.よじ登るようにして上がってこないと行けないのでどうしようもない.

以降谷に沿ってだらだらとした上り坂が続いていてしんどい.谷としてもだいぶ狭まってきているところで守るには大して人は要らないだろうなと思える場所ですが,今まで見てきた山城ともだいぶ違っていて不思議な感じ.削平地の跡も見当たらなくてどういう風に防備があったのかてんで分からないのも不思議.

結構大岩がごろごろしているのでこういうのを利用して防御に使っていたんだろうなと想像するだけ.

奥までだらだらと登るばかり.人工的な形跡がほとんどなくて,本当に自然地形を利用するだけの昔の城のままなのかもと.考えて見れば宇都宮氏滅亡後,織豊時代以降誰にも使われていない訳だから,改修すら入っていないとすると,中世の城は案外こんなものだったのかもしれない・・・・・・のかなぁ?

最奥.登る気にもなれなかったけど上がったら何か見えるのかな?
城を見たという気も無くてひたすらしんどい思いをしたという感じになったけどこれはこれで.後で調べた感じだと城井谷の一円にある城を集合して城井谷の城という感じのようですね.この城井ノ上城はその城井谷の最奥にあるというだけのよう.もっと調べてから行けば良かった.

続いて天徳寺へ.宇都宮一族の墓がある場所.さすがに気味が悪いので写真は撮らなかったですが,割れの入った墓石,よくもまぁきっちり入るものですね.

城井谷の奥を抜けて奥耶馬溪の甌穴群を見てから青洞門へ.耶馬溪を見に行こうとしたけどあちこちに印があって分からないのでスルーしてしまいました.


車載動画より青の洞門.

続いて宇佐神宮へ.

すっかり熱くなってる時間帯でしたが,割と人も少なくて風があってよかったかな.

南中楼門.この中に国宝の本殿があります.

下宮にもお参りをしてから大分県立歴史博物館へ.

時間的にどうしようか迷ったけど思い切って杵築へ.

立派な岩盤の台地上に街があるだけあって独特の風景.これはなかなかの風景でした.街並みをぐるっと見てこようとしたもののあいにくお祭りの交通規制中.杵築城のスタッフさんに聞いて城下町資料館まで行って資料館だけ見て次へ行ってしまいました.

ちらりと覗いただけでしたが,この坂の風景は風情がありますね.
続いて別府へ.以前の九州旅行で地獄めぐりせずに風呂だけ入って過ごしたので巡っておこうかと.

竜巻地獄.ちゃんと吹上げてる間欠泉は初めて見ました.

血の池地獄.

かまど地獄.

ワニ.

ピラルク.

カピバラ.

坊主.

海地獄まで.一所でこれだけバリエーションがあれば楽しいですが,観光地としては凄く昭和の香りがした.
全部巡ったところで良い時間.でも日暮まではまだある.ということで大分最大の目的地へ.
山中ではありながら17時半を過ぎてもそこそこの人出があります.

目的地へ行くまでの光景がまた素晴らしくて岩を削り流れています.ずっと流れが変わっていないからこそ出来るものでなかなか見られないですよね.

さっき平尾台で見てきたのと同じ.

これは見事としか言いようがないんですよね.

そうこうしているうちに到着.

東椎屋の滝です.落差85m.迫ってくる断崖もあって圧巻の迫力でした.神聖な場所と言われるのもよく分かります.
日没前で長居出来ませんでしたが大満足で帰ってきて,別府でリフレッシュ.

十文字展望台からみる別府湾.
翌日に向けて佐賀関からフェリーで愛媛に渡るつもりでいたんですが疲れのせいで寝過ごしてしまい,佐賀関に到着した時には最終便が出てしまっていたという・・・・・・.