160313 八重山諸島旅行 3日目 西表島・竹富島編

3日目は西表島から竹富島へ.
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アルバム:160311-0314_八重山諸島






日の出の少し前に起床.曇り空なので星空も日の出も期待していなかったのですが,起きて見ると少し明るい?もしかすると,と散歩へ.

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東側の海が見える仲間橋まで.橋のたもとにはイリオモテヤマネコの石像.空は・・・・・・どうなのかなぁ?

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仲間川の上流側はどんよりとした雲が垂れ込めています.今日も降らなければ儲けものだな,と考え直す.

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日の出時刻になっても空は赤くなり始めたけど見えず.仕方がないね.

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ぶらぶら散歩をして帰りかけた頃にご来光.だいぶ高いところだけど.


宿へ戻って朝食をとり,宿の人に送って頂いて大原港へ.

西表島最後の目的であるのが仲間川クルーズで,国内最大のマングローブの原生林を遡っていく遊覧船のツアーです.これが満潮のわずかな時間帯にしか船が出せないということで,結構予定のネックになりました.この時は朝8時台から10時台くらいまでだったかな?前日だと石垣島を早く出ないと行けないので最後に持ってきました.ということでクルーズ船の始発に乗り込みました.始発だけあって大した人数ではないな,と思っていたら石垣島からの船の時間と連絡をしていたみたいで,出発直前にどっと乗り込んできて満席に.

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定刻に出発し,日の出を見ていた仲間橋をくぐり,仲間川を遡っていきます.

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満潮時刻と言うことで特徴的なマングローブの根元は水の下.昨日の浦内川では干潮の時間帯で水面の上に出ていましたから随分様子が違います.昨日無理して浦内川のクルーズ船に滑り込んで良かった.

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両岸の木々が水の中にたたずむ様子なんて洪水が起こったようで異様な感じ.こっちではこれが普通なわけですから気候・植生の違いってすごいねぇ.それを船の間近から見られるんですからね.カヌーなんかだともっと楽しいでしょうねぇ.

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上流まで入ってくると流れがほぼ無くなってひっそりとしていて人の居ない自然しかないあの孤独感に包まれます.といっても船の中は満員なんで,北海道で感じたあれほどの孤独感は無かったんですけどね.

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上流の船着き場に到着.この先には国内最大のサキシマスオウの木があります.
樹齢400年,樹高20m,板根の高さが3.3mというけどただただ圧倒ですね.デッキの上から見る形なので目線が高くなっているので,板根を見上げることはない分迫力もそがれている気はしますが,大きさは充分.
この雰囲気に沖縄本島へ旅行したときの辺戸岬でみたガジュマルを思い出しました.

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船に戻って下り.上りと反対側を見ながら下っていきます.

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後続の船が続々とやってきてすれ違います.川が浅いせいか船の波が大きいので船がくる度に徐行.なんでもサキシマスオウの木もかなりごった返すらしく,ゆっくり見られる始発は得なのだとか.

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台風などで木々もいっぱい倒れるらしいんですが,仲間川と原生林が国立公園内の天然保護区域に指定されているとかで倒れても全て自然にまかせるらしい.

クルーズ船から降りたらその足で隣のフェリー埠頭から石垣島へ戻ります.




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石垣島の離島ターミナルについたら,次の船の時間を見計らって八重山博物館へ.民俗資料館という風体ですが,しっかりと展示物が詰め込まれていて予想以上に時間がかかりました.でもやっぱりきちんと琉球の歴史知識を持っていないといけないですね.

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離島ターミナルへ戻って船へ.今度は竹富島まで10分の船旅.

竹富島へ着くと降りた人全てが中央部の集落へ向かう中,私ひとりだけ外周道へ.

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新里村遺跡.石組みで作られた集落跡で12世紀~14世紀頃の遺跡です.こういう石組みが藪の向こうにもあるらしいけどハブ怖いから踏み入れない.石組みってか石が積まれているだけですが,これって崩れたからなのかな?

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遺跡の入口にある「花城井戸(ハナクンガー)」.現に水がありますが,井戸って海に囲まれた小さな島でも水が湧くのね.

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春先のこといろんな蝶が飛び回っていて道を歩きながらあっちへフラフラ,こっちへふらふら.行ったり戻ったり.向こうには目と鼻の先にある石垣島が見えています.こう見るとビルも大きく見えているんですよね.

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外周道はレンタサイクルの観光客数人とすれ違うくらいでほんと誰も居ない.のんびり歩いていました.


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美崎御嶽.

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海岸側には旧桟橋跡.こんな日でも海が青いなぁ.


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そうこうしているうちに島を1/3ほど回って西桟橋へ.1時間ちょっとかかったかな?自分にしてはかなりのんびりした旅です.この辺りまで来るとようやく観光客らしき人影が出てきはじめました.

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続いてコンドイビーチへ.海が青いんだろうなぁ.

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この浜は猫だらけでしたね.十数匹居たんじゃなかろうか.眠たそうにあちらこちらで休んでました.


コンドイビーチであらかた満足したので星砂の浜までは行かず,ようやく島の中心部へ.あちこちのパンフで見る風景だ.

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小中学校.ものすごく綺麗.

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仲筋井戸ここはさっきの花城井戸よりもずっと深い.

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ようやく出くわした水牛車.と思ったら数珠つなぎで渋滞してて動きやしない.

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行くならここと思っていた喜宝院お休み.


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細いと言うほどでは無いにしても車が入ってくる前の本来の集落の道幅ってこんなんだったんだろうなと思わせてくれますね.風景こそ違えど,本土だってこんな感じの集落を形成して発展していったんだろうなぁ.


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世持御嶽の脇にあるのが小城盛(クスクムリ)という見張り台のようなもの.

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集落の外を海まで見通せるようになっています.

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下から見たらちょっとした砦のように見えますね.

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とりあえず登るなごみの塔.常に4~5人の順番待ちが居るので手早く数枚撮って降りる.

集落を一通り散策してから港まで歩き始めたらぱらぱらっと降ってきました.すぐに止みましたがジャケットが軽く湿るくらいにはやられたけど西表島で見た雲具合からすればそれで済んだと思っても良いくらいでしょうね.


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石垣港へもどってきて時間ぎりぎりに宮良殿内.

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桃林寺と権現堂.象の装飾って面白いね.

石垣市街地をウロウロしているうちに暗くなり始めたので夕食をとってホテルへ帰還.
その夜中は雷雨がやたらと激しくて起こされるほど.雷が激しいことはあっても5秒も間を置かずに光り続ける雷雨なんて初めてですよ.稲妻は海に落ちてたので島ならではの光景だったのかもしれませんが,えらいもので,翌日はどうなることかと心配しながら休みました.




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