160312 八重山諸島旅行 2日目 西表島編

2日目は西表島を回りました.

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アルバム:160311-0314_八重山諸島





ホテルから石垣島の離島ターミナルへ行き,西表島行きのチケットを購入.

石垣島離島ターミナルは八重山群島の島々への船便が集まっていてほとんどの島へアクセス出来ます.西表島へは石垣島から小一時間の船旅.この海域を航空写真で見ると分かりやすいですが,島のまわりは珊瑚礁のリーフになっているので波は穏やかですが,リーフを出ると外海で波が大きくなります.西表島までは船が大きくないというのもあるけれど,外海の部分が多いので結構揺れました.もっとも波照間島や与那国島行きのフェリーはもっと荒れるらしいのでこんなもので驚いて居たらダメなのかも知れませんが.

西表島は大原港に到着したらレンタカーを手配して島を回ります.島の9割が原生林ですが,石垣島より大きな島なので.回るとなるとレンタカーが必須です.大原から上原へと周遊開始.



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まずはサキシマスオウの木群落.短いデッキですがマングローブの湿原地を抜けて大きな板根が特徴のサキシマスオウの木まで.

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マングローブの時点で植生が全く違いますが,不思議な植物の多いもので.覆いのない温室と一緒だな,というおかしな感想を抱いたり.

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この風景.北海道もそうでしたが,護岸を一切していない手つかずの風景って本当に限られたところでしかないですからね.日本のどこへ行っても手が入っていると考えると人間の手の入れようって半端ないですね.



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続いて野生生物保護センターへ.西表島の野生生物というとイリオモテヤマネコを筆頭に珍しい動植物の紹介をしています.資料室程度のこぢんまりしたところでしたが,興味深い内容で時間を掛けて見て回ってました.

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保護センターからさらに北上.向こう側に見えるのは由布島です.


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向こう側までの浅瀬を牛車でゆらゆらと乗っていくのは有名な絵ですよね.もちろんツアー客だらけで観光バスだらけで人が多いこと.渡っても仕方がないので見るだけ見て次へ.


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星砂の浜.海の色は確かに綺麗なんですが,それ以外はなんだか普通の浜という感じ.

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足もとの砂を拾ってみると確かに星砂ですね,これは.

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それよりも,砂から出ている岩の面白いこと.積層の具合が綺麗に見えていることや,浸食でボコボコ穴の開いた磯部がなんともたのしい.あちこちまわり歩いて潮だまりを除いて回っていました.

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これはたぶんカニ穴.直径2cmくらいあったかな.


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続いて浦内川へ.ここから川上へマングローブ遊覧船があるということで.しかし,時間帯が悪くて1時間後の最終便のみというのを聞いて次へ.

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新盛家住宅.沖縄で現存最古の茅葺き民家ということで行ってみたんですが,案内板も何もなく車を止めるところも分からずで集落をうろうろ.かいほうされているというよりも,放ってあるという感じすら見られてちょっと寂しかったですが,なるほど古いだけはあるなと.中は外ほどではなくそれなりに手入れされている感じがしました.

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礎石になっているのは珊瑚.

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趣があって良いものですね.


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浦内川へ戻ってきて遊覧船へ.最終便だけあって人は10人足らず.最終便でなければ上流で船を下りて滝まで歩いて見に行けたんですが,タイミングが合わず,これは次に機会に.

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干潮時刻の直前と言うこともあってマングローブはかなり水面へ露出していました.

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結構濁っている水なのに水底がよく見える程度の浅さ.

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上流の船着き場まで30分ほど.この先がトレッキングコースになっていますが,船でないとアクセス出来ません.

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復路はちょうど干潮時刻で川の結構な部分が干潟へと変わっていました.潮の満ち引きで表情が変わりすぎです.

船から下りて夕方も良い時間になってきたのでまっすぐ帰路へ.


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途中の海中道路端からみるピナイサーラの滝.


大原港へ戻ってレンタカーを返却し宿へ.と言っても今日はここまでではありません.
早めに食事を取って日没ちょっと前にまた外へ.


三月の西表島というとヤエヤマボタルの季節なのです.三月に蛍なんてなんとも南国なんだなと思って調べていたら,本土の蛍と違って水棲蛍ではなく陸棲蛍で全然違う種類だとか.見に行くには山側に行かねばならないと知って単独行動を断念.知らないところで,ましてやハブの居る場所なんですから一人で山に入るなんてとんでもありません.幸いホタルツアーなるものがあるのを知って申し込んでいました.

日没に合わせて現地へ連れて行ってもらい,いろいろと話を聞きながら歩いていると,脇の茂みにチラチラと光が.正式にはヤエヤマヒメボタルというらしいですが,米粒大の小さな蛍で,日没後30分程度しか光らないらしいです.ゲンジボタルに比べれば小さな光ではありますが,それでも米粒大の虫ですからかなり強い光に感じました.点滅は秒間2回くらいのペースだったでしょうか,早めのペースでチカチカ光りながら辺りをふわふわと飛び回っていて,いつしか幻想的な空間がまわりに広がっていました.
ガイドさんの話で光が小さく弱いので,普通のデジカメでは撮ることは出来ないと言われていたんですが,案の定コンデジは何の役にも立たず.三脚を展開してリモコンで撮影開始.ところが暗くなってから展開したのでピント調整もなにも出来たものではありません.何度も何度も設定を見直しているうちに光が少しずつ減っていってしまいまいた.

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唯一まともに撮れたのはこれかな?というくらい.
今度来るときはしっかりアングルも定めてスタンバっておかないとダメですね.次はきっと.
それでも良いものが見られたことに違いはなし.前日は北風が強くて飛ばなかったという話だったし,帰りはじめる頃にぽつぽつと降り始めたので,ちょっとの差で拾えた幸いってことで儲けものだったといえるでしょう.


あとは宿へ戻って休みました.





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