FairChild 感想

2007/12/14発売
ALcot FairChild


※途中経過 プレイ記

12/15 FairChild プレイ記1

12/16 FairChild プレイ記2

12/29 FairChild プレイ記3

1/27  FairChild プレイ記4

1/28  FairChild プレイ記5




プレイが間延びになってしまっていつの間にやら発売から2ヶ月が・・・.
なかなか時間が取れなかったとはいえ・・・
いや,まあとにかくふぇあちゃの感想です.

ゲーム詳細はALcotさんのオフィシャルへお願いします.






グラフィック

一枚絵は各キャラ十数枚,
それにその他のCGと大量のSDカット.
差分は数えてないけど結構多く感じました.

原画はメインヒロインが仁村有志さん,サブキャラが蒼魚真青さんの担当.
それとSD絵のコミズミコさん.
絵のほうは共に特徴があるのでどちらの絵かすぐに分かるのですが,
最初に見たときの違和感がいつの間にか消えてました.
塗りのせいなんでしょうか・・・.

各キャラとも差分表現がなかなか.
目線のやり方には唸ったシーンがいくつかありました.




シナリオ

ALcotおなじみの宮蔵さんに時乃さん,空下 元さん.
いわゆるところの学園ものであり,
純愛ものであり,な感じです.
各ヒロイン,主人公共に何かを失って,もしくは足りない状況から
主人公との交流することでそれを得る,というような感じ.(抽象的すぎ?)

いろいろなところで言われているとおり,
各シナリオにムラがあり,特にメインの三人とこころ,朔夜のシナリオの差がかなり大きいです.
恋鳥,とばり,悠姫のシナリオ,特に後者二人のものは
流れや文章のテンポがよく,物語として楽しめたのに対し,
こころ,朔夜シナリオのテンポには違和感を感じました.
物語の筋が読めてしまうのはマンネリしてしまったこの業界では仕方ないと思いますが,
一部でやたらと早く感じたり,急に緩慢になったり・・・ってのはいただけないかと.




キャラクター

攻略対象はメイン5人と+α(おまけ).
シーンは各キャラ4+おまけ.
ただ絵の使い回しが多かったのは気になりました.
EDはキャラによって複数あったりなかったり・・・.

やはり悠姫のかわいさは特筆に値するんじゃないでしょうか.
属性フィルタも贔屓目もない,はず.多分.
ツンデレキャラということになってますが後半結構デレ多目でしたが,
二人きりになった時とそうでないときのメリハリがついていたのは良かった点.
大まかに見て基本的に理が通るキャラであるのも好点でした.


次点でとばり.
抱き枕云々のシーンはやばい.
あのシーンは繰り返し見てニヤついてました.
あと第二部クライマックスあたりもかなり評価できると思います.

恋鳥は私的にはちょっと鬱陶しかった,ちょっと.
でも主人公もそう言ってたしそれが狙いだったのでしょう.
EDへのつなげ方が一番きれいだったのは恋鳥でしたし.


各キャラシナリオに相互なつながりはないので攻略順序は気にしなくていいかと.
ただうまく順序を組まないとコンプするのにかなりの忍耐力が必要かも.
私は何があってもコンプすると決めていたので
前評判の悪い順に
  こころ -> 朔夜 -> 恋鳥 -> とばり -> 悠姫
の順で攻略しました.
順当だったようでクリアするごとにシナリオのレベルが上がって行ったので
後半はかなりテンション上がってました.
(代わり前半で苦労したけど・・・)




音楽

ボーカル曲は2曲.ともに榊原ゆいさん.
OP曲「FairChild」,ED曲「晴れのち曇り、時々雨」
すんなり聞ける曲ではあるもののどうしてもALcot=真理絵さんという
固定観念が植え付けられている私にとっては諸手を挙げてというわけには・・・.

音楽にはmanack,MANYOの両名他が参加していてクオリティはなかなか.
お定まりのゲームTOPの音楽差分もあって
結構こだわっていると思います.
ゲームTOPの「あの夏の思い出たち」の中では#2か#4が好きですね.


何気に音楽周りが充実していて特典CDに別売りのサントラあわせたら
総時間3時間半超えてたりするんですよね.



システム,演出

やっぱり差分表現でしょうか.
ほとんど台詞ごとに絵が変わり,エフェクトがかかる.
驚く表現や照れなどなかなか楽しませてもらいました.

あと,さっきもちょっと触れましたが
目線のバリエーションが多かったのが気に入りました.
目を逸らすにしろ,注視するにしろ
そのシーンによく合っていて,物語に入り込みやすかった点は評価したいです.


あと前二作品(Triptych,なつぽち)でなかった
立ち絵の複数人同時表示が復活していた点.
他のゲームなら当たり前なので特筆する必要はないのですが,
前作で気になっていたので書いておきます.
それと体験版でも気になっていたメッセージウインドウの移動.
キャラの立ち位置にあわせてウインドウの場所が変わるのはいいんですが,
やっぱりウインドウがスライドするのは不必要に感じました.
やっぱりCloverHeart’sのシステムが良かったですねぇ,シンプルで.




総評

プラマイしてプラス側かな,というところ.
メイン三人のゲームだったらもっと上の評価になっていたと思います.
や私としては悠姫という良キャラを生み出してくれたことだけで
もう大満足なんですが,
詰めていくといろいろ気になる点が出てくるもんで,
そこのところをどうしたものかと.



個人的順位

キャラ:
      悠姫 > とばり >>> 恋鳥 >> 朔夜 >= こころ

シナリオ:
      とばり > 悠姫 >> 恋鳥 > 朔夜 >>>> こころ

シナリオで見ればとばりなんですよね.
まとまりが非常に良かった.

総評価:
     悠姫 >= とばり >> 恋鳥 > 朔夜 >>>>>>> こころ


悠姫につかず離れずでとばり.
でも私はまだツンデレフィルタを残している!

てな感じです.



お気に入り
悠姫.以上.




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